お久しぶりです。ホムペ子です。
11月15日(木)・『雨水ネットワーク』の勉強会の当日に……
バスツアーに参加していました!
回収てんぷら油などから作られる「バイオディーゼル燃料(BDF)」を使って走る「ワケルくんバス」で行く、環境施設見学です。ときどき市政だよりなどで参加者を募集していて、見学先も回ごとに色々ですが、今回の見学先は「キリンビール工場」と「今泉リサイクルプラザ」でした。
🍺 キリンビール仙台工場
美しいタイルモザイク画に迎えられて入る見学コースでは、おいしいビールが作られる工程について順を追って教えていただけます。
材料・製法すべてに込められた「おいしさのヒミツ」の話と、環境への取り組みの話です。
工場の中から、いわゆる「ゴミ」は全く出ないんだそうです。すべて、次の何かの役に立てられる(ゼロ・エミッション)ということでした。
濾過されて出る「仕込みカス」は飼料などになり、ミスプリントなどでラインから弾かれた紙類は緩衝材の材料に、ゆがみや傷で同じくラインから弾かれた缶は一旦延べ棒にされて自動車の部品や再生缶の材料になるそうです。
酵母入りのお蕎麦というのもあるらしく、どこかで売っていたら食べてみたいですね〜。
また、出荷には鉄道も多く利用されるとのことで、鉄道輸送はトラック輸送と比較するとCO2排出量が6分の1に抑えられるそうです。
☘ 今泉リサイクルプラザ
まずは会議室で、ゴミの分別講習を受けました。「ごみを減らすワケ」という動画を見せていただいた後は、体験型講習となりました。家庭から出るゴミの分類を実際にやってみて、終わったら環境局の方と「答え合わせと質問の時間」になります。
プラごみか、一般家庭ごみか、紙ごみか……意外と、迷います。飲み物についているストローや、市販のお弁当に入っている「バラン(仕切りシート)」は、プラごみに捨てたくなるけど家庭ごみ(中身が入ってたものじゃないから)。う〜ん。
一方、使い残しの食用油や小型家電などは、普通の分類だと家庭ごみになってしまうけれども、「リサイクル拠点」に持っていけば資源として回収してもらえるそうです。
(たとえば三創さんの近くだと、みやぎ生協の鶴ケ谷店)
つづいて、リサイクル品の提供コーナーを見学してきました。
家具類のコーナー。
「不用品」とは思えないほど、きれいな状態にお手入れされた収納用品や暖房用品などなどが整然と並んでいました。
申し込み(一人一点かぎり)後、抽選でいただけるんだそうです。自己持ち帰り。
リサイクル品の補修をする「リサイクル工房」。補修の相談にも乗ってくださるとか。
中で作業しているのがちょこっと見えて、興味津々だったのですが、立ち入り禁止ですね。
一人3冊まで持ち帰れるブックコーナー。
思わずマンガのところを撮ってしまいましたが、他にも色々ありますよ!
セツコさんのリユースブティック。
ブティックですから、試着室もあります。
こちらも一人3点まで(一人週10点上限)いただいて帰れます。
布ぞうり、紙バスケットの手作り教室もありました。習ってみたい!
ゆずります・ゆずってください情報板。
直接施設に行って「情報カード」に書き込むほか、ファックスまたは郵送での掲示を受け付けているそうです。
牛乳パック回収用の、牛乳パック。こういう目に楽しい演出はちょっと嬉しいですよね(?)
エコショップの構想にも情報ボードはあったと思いましたので……
そのうち、設置されているかもしれません。
ワケルくんバスでの移動中に、震災廃棄物のリサイクルの「仙台方式」について教えていただきました。地震と津波によって壊され、ごみになってしまった「がれき」の72%と、海からやってきた土砂などの96%をリサイクルし、震災の3年後には集積場の片付けまで済ませたそうです。
神戸から仙台、さらに熊本と、災害対策のアドバイスがリレーされたということでした。
(詳しい話は仙台市ホームページの「震災廃棄物(がれき)の処理」というページで読めます)
見学は団体行動で、じっくり写真を撮って回れなかったのが少し残念です。キリンビール工場見学コース内には、環境への取り組みや震災復興支援のパネルもあり、まだまだご紹介したい展示もあったのですが。
そういえば、見学後の試飲ルームでは、新しくノンアルコールビールの提供も始まっていました。ここは実際の見学をおススメします、ということで……。