「米ぬかから作るぼかし肥づくり」 今回は体験というより、スタッフによる「手順の確認と検討」という内容になりました。
大まかには「量って混ぜて詰める」という3ステップになるのですが、材料の種類が多く、混ぜるにも順番があるので、作業経験のあるスタッフも手順ごとにマニュアルを確認しながら作業を進めました。
* 材料を量る *
軽く打ち合わせをして、材料を一箇所に揃えたら必要量をどんどん量っていきます。
油カス2kgと魚粕1kgは既に計量済みのものを使い、米ぬか7kg(写真)、もみがら500g、セラミックパウダー(写真)、糖蜜50cc(写真)、
EM1号50cc(写真)、水2L〜2.5L(写真)。
黒蜜とEMを量っていて「いっぱいに入れたらちょうど50cc」の入れ物が欲しいね〜、となりました。水はとりあえず2リットル量って使い、後は様子を見ながら追加することにします。この水差し、大型ペットボトルのリメイク品。手前のポットには糖蜜・EMを溶かすぬるま湯が入っています。
量った材料が揃いました。
黒いほうのコンテナに入っているのがもみがらです。
* 材料を混ぜる *
混ざったものに、ジョウロで汲み置き水をかけながらさらに混ぜていきます。
結構なじみにくいのですが、少しずつまとまっていきます。ちょっとだけソバ打ちを連想。
この日は湿度が低かったせいか、最初に量った2リットルでは全く足りず、追加0.5リットル全部足してようやく説明書にあるような「手で握った後、手を開いてもまとまっている(けどすぐ崩れる)」という状態に。
だんだん色が濃くなっている様子が写真で見えるでしょうか?
* 密閉する *
混ぜた材料を少しずつプラ樽に詰めていきます。嫌気発酵させるため、空気をしっかり追い出して押し固めていく必要があります。
押し詰めるのに四角いプレートの突き棒(お手製)を使いましたが、プラ樽の端のほうを固めるのが大変。もうちょっと押しやすい形のものがあるといいのですが……。
なんとか押し固めたもの(固く詰まっているのが見えるでしょうか?)の上を新聞紙で覆い、レンガで重石をして、蓋を閉めて密閉します。
日付を書いて、ひと樽完成。
材料を量り終えて混ぜ始めてからの所要時間は30分ほどでした。
今回(5月)作ったぼかし肥は、発酵期間をおいて7月ごろに使えます。
工程中、材料からは主に油かすのきつい臭いがしていたのですが、発酵を経たものはヨーグルトやバナナのような全く違う匂いに変化しています。
ぼかし肥育ちの植物たちのいい色が、効き目を証明してくれています😄